千葉県市川市のバイクショップPIT CREW(ピットクルー)。カワサキ・ヤマハ・スズキ・ホンダの二輪車点検・メンテナンス・修理・販売。

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本日ブレーキパッドの交換でご入庫したこちらのNINJA250

2018年モデルの現行型NINJAですね(○¨○)
見た目カッコ良く、走りも良い、とっても良く出来たバイクです。
こちらの車両はカウルも綺麗に手入れされていてオーナーさんの愛情を感じますな(・∀・)

そんなNINJAのブレーキパッド交換のご依頼だったのですが、少し訳アリなようで・・・

実は当店にご来店の前に某有名バイク用品店でブレーキパッド交換を依頼したらしいのですが、そこでブレーキパッドを留めているパッドピンが外せなくボルトの頭を潰されてしまったというもの・・・(´・ω・`)
なんとかなりますか?ということで見てみると2本共に見事に頭の6角穴がズルズルに潰されていました・・・

とりあえずボルトの交換は必須なので新品を注文。どうにもならない場合はドリルで既存のボルトを除去、それでもダメorネジ山にダメージがある場合はキャリパーASSY交換になることをお伝えして車両をお預かりです。

ちなみにキャリパーASSY交換の場合部品代は

キャリパーASSYで21,890円!!しかもパッドは別売りですし、オイルも抜けてしまいますので工賃もそこそこ掛かるでしょう(-_-;)
1本700円のピンの為にそれはツライ・・・
なるべくパッドピン交換で済むように作業をします。

上の1本は少しサイズの大きいビットを潰された穴に叩き込んで何とか回すことが出来ましたが、下のボルトはどうにもならず・・・
仕方なくドリルでボルトを除去します。

ドリル・リューター・エキストラタップ。。。ボルト1本に大工事です(;´Д`A “`

で、なんとか外せた1本目

完全に潰されてますね

 

外したボルトを見てみるとネジ山が完全にかじってしまっています( ノД`)
一筋縄では外れないハズです。。。


実はこのボルト、ブレーキキャリパーはアルミでパッドピンが鉄製ということ、ブレーキオイルの油圧とパッドの摩擦によって熱を持つ為カジリが発生し易い場所なんですね。

では、どうしたらいいのかというとコレです!!

スレッドコンパウンド!!

書いてある通り、金属同士のカジリ・焼き付き防止に流布するケミカルです。

因みに当店の納車整備では今回のように、カジリ易そうなボルト類には予めヌリヌリしてから納車しております。

↓こちらは現在納車待ちの新車です。

ボルトとキャリパーの隙間に茶色のスレッドコンパウンドが見えてるのがお分かり頂けますでしょうか?

新車の時にこの一手間をやっておくかどうかでその後の運命が決まるのです。というかこれを怠ると後々苦労するのは自分達なのです(-_-;)

で、今回はドリルでピンを除去、その後ネジ山を修正する事で何とかなりました♪( ´▽`)(ちょっと通常より工賃は掛かりましたがキャリパー交換よりマシ)

新車ならどこで買っても一緒・・・ではないのです(`・ω・´)
新車をご検討の際には当店自慢の【凄スギル納車前整備】もぜひご参考にして下さいませ(。・ω・。)

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